しばパパ ~仕事と家庭と趣味の狭間で~

2021年に女の子のパパになりました!仕事と家庭の狭間で、全てに全力投球で頑張ります!日々感じたことや、仕事・家庭での戦いを綴っていきます。先輩パパ・ママ、プレママ・プレパパの皆様からのご指導もよろしくお願いします!!

共働き世帯において出世と家庭のバランスをいかに取るか

私事でありますが、この度昇進が決まりました。

こんな私を評価してもらい、感謝感謝です。特に最近では24時間の時間配分が「仕事<家庭」となっており、以前のように「100%全力で仕事のみする」ということができなくなっていました。更に子供が生まれてからはこの差が拡大し、最近ではほぼ毎日定時退社を断行していました。新人の頃には考えられない働き方です。

しかしそれはあくまで今までの職位だからこそできたこと。昇進後の職位では管理職となるため、今までのように「自分のことだけしていればいい」という訳にはいきません。

昇進による新たな課題

昇進はとても嬉しいですし、やりがいにもなります。自身が学んできたことを部下に伝え、チームで切磋琢磨しながら皆で頑張っていきたい、仕事に対しては非常にポジティブでモチベーションが高い状態です。

しかし、それと同じくらい憂鬱で心配なことが、「管理職になることによるワークライフバランスの崩れ」です。

現在の私は、よっぽどの事がない限り定時退社を断行しています。現在の部署で毎日定時退社しているのは私だけです。それを受け入れ、フォローしてくれている同僚や上司には大変感謝しています。

しかし、今回の昇進と同時に新たな部署へと異動となります。これにより「管理職という新たなポジション」と「理解を得られていない新たな部署」というハードルが同時に立ちふさがることになります。

仕事面からの目線

私が所属する部署では残業ありきの働き方が常態化しており、定時退社する社員はほとんどいません。何が原因なのか…メンバー全員が残響しても到底終わらない業務量でしょう。

パワハラ気質ではないので、早く帰ること自体はできます。特段そのことについて咎められることも少ないです。ただ今までも定時退社をするのは私だけ。他のメンバーは一生懸命仕事をしています。まわりの目線が苦しくなったり、「いつも早く帰ることについて、嫌なことを言われているのではないか」と被害妄想や人間不信になるような感情とは常に戦ってきました。そして業績目標に対する自身の貢献度の低さを、自分勝手に増大させ抱え込むことで、さらに負のスパイラルへと引き込んでいきます。

「あと1時間半でも残業できたら…」。そうすれば平均退社時間に近づくため、今の自分とまわりとの勤務時間のギャップを埋められる…。勤務時間で全員横並びすることを求めているのではなく、せめて他の人達と同等の勤務時間で仕事をこなしていきたいと思っています。もちろんベストは皆定時内にしっかりと仕事を終わらせつつ、求められるパフォーマンス以上のものを発揮することでしょう。でもこれができれば、苦労はしません。ダラダラ残業するつもりもないし、家事育児を蔑ろにするつもりもないのです。

ただ今考えられる最良な位置での妥協点を模索していきたいのです。

今は正直、自分の仕事をこなすだけでいっぱいいっぱいです。ただこれからは立場がかわります。今まで通り自分のことだけやっていれば良いというわけにはいきません。

自らが管理するチーム全体のパフォーマンスを向上させるのが仕事です。自らの残業時間を確保することで管理職として、チームメンバーのフォローや育成にも時間を使えます。

「残業ありきで仕事をするのは能力が低いから」 という人や「 定時退社しながら成果は人一倍」 みたいな本や記事を見ることもあります。しかし、凡人の私はそれらの手法を取り入れても、時間内にすべてをやり切ることは不可能です。今後も実践し練度を高めていけば、可能性はあるのかもしれませんが、新たなポジションで新しい業務が増える中、生産性を少しずつ高めながら定時退社を断行し続けていたら、定時退社が可能となる前に仕事と私の精神がショートすることでしょう。

それを考えると、家庭内で残業取得の決裁を取ることが仕事面だけ考えれば最も理想の解決方法になります。

家庭面からの目線

妻も正規雇用で働いています。現在は時短勤務であることから、保育園の迎えは妻がしてくれいます。

仕事が終わらないこと、まわりからの目線が苦しいことは、私も妻も同じなのです。妻もキャリア思考なので、出来ることならバリバリ仕事をこなしたかったでしょう。でも出産し、家庭に重きを置く生活リズムにしてくれています。そのことに感謝しなくてはなりません。

私が定時退社することで、夫婦間のワークライフバランスが平等となるわけです。夫だけ永続的な残業など納得いかないでしょうし、妻への負担が大きすぎます。

特に忙しいのは、保育園のお迎え後からの1時間程度。保育園のお迎え→食事→お風呂と一連の作業が一日のなかで最も忙しいです。私の帰宅時間が遅くなることで、その時間を妻一人に負わせてしまうことになります。

家庭のことを考えれば、今まで通り、定時で終わらない仕事は誰かに振り、定時退社を継続することが最適解でしょう。

どこを着地点とするか

これは私たち家族の問題であり、家族によって乗り越えなくてはならない課題はそれぞれ異なります。

私は、以前のような「夫は仕事、妻は家庭」という働き方、家庭のあり方は、現代には合っていないと考えます。夫も家族の一員として、しっかりと家事育児の責任を果たすべきだと思います。

情けないですが、私の給料だけで妻子を養うのに十分な収入を得て、現在の生活水準を維持することは不可能です。

そのためにも「出世して、家計に入れられる金額を少しでも増やしたい」。でも「家事育児も行い、負担が妻に偏らないようにしたい」。という矛盾と葛藤を抱え続け、悩み続けるでしょう。

その都度、課題を整理し、どうすれば「家庭にとってベストな選択となるのか」を常に夫婦で話し合い、選択していかなければなりません。

 

今回、私の仕事の人事の件で発生した課題については、自分なりの着地の提案をつくり、妻へプレゼンしてみることにします。

そして夫婦で話し合い、家族にとってよりよい選択をしたいです。