「育休を最低でも1ヶ月は取得してほしい」
この一言から始まった今回の育休取得に向けた戦い。
会社へ素直に「1ヶ月以上の育休取得をしたい」とお願いした結果、「1週間の育休」「時短勤務」「必要時のスポットでの休み」といった提案が会社側から出た。
会社とのやりとりについて詳しくはこちらからどうぞ
今日はその結果を妻に伝えた。
「どう伝えればいいか…」、私の頭の中は一日中このことしか無かった。
「1ヶ月の育休を取って」の答えが「1週間」では納得するはずもない。このくらいはいつも妻から”おバカ”呼ばわりされている私でもわかる…。
会社から帰宅して、「言いたくない、いっそこの問題から逃げたい」という気持ちが湧き上がってくる。しかしすでに退路は断たれている。回答を先延ばしにすることは自分の身をどんどんと危うくしてしまう。これだけは明確な事実である。もう私には妻が待つリングへと向かうしかないのだ。
逃げ出したい気持ちをぐっと抑えて切り出した…!
試合開始のゴングが鳴った。
「育休の件なんだけど、会社に申請したら1週間ならOK貰えたんだけど…」
「はぁ?」
妻の言葉が私の言葉を途中で遮る。空気が凍る。
しまった…。後悔してももう遅かった。
「会社に育休申請を断る権利なんてないの。そんな提案が出るなんて、あなたの交渉が下手すぎるとしか思えない。ちゃんと自分の会社の就業規則とか調べて交渉に臨んだの?それでも育休取得に応じてくれないのなら、あなたの会社は法律に反している。それなのにあなたは簡単に引き下がって、私に不利な条件を飲ませようとしないで!」
ハードパンチャーの怒涛のラッシュによって、1ラウンド失神KO負けであった…。試合の記憶はないほどのダメージを負い病院送りである。
ここで今の会社での立場を説明しても、「家庭と仕事を天秤にかけている」と思われてしまうので、妻の意見を聞くことに徹した。
それで再度会社と育休取得に向け交渉することになった…
しかし依然として1ヶ月以上の取得は難しいのも現実…。今日も眠れない夜となりそうだ…。