しばパパ ~仕事と家庭と趣味の狭間で~

2021年に女の子のパパになりました!仕事と家庭の狭間で、全てに全力投球で頑張ります!日々感じたことや、仕事・家庭での戦いを綴っていきます。先輩パパ・ママ、プレママ・プレパパの皆様からのご指導もよろしくお願いします!!

仕事が出来なくて悔し泣き

ご覧いただきありがとうございます。しばパパです。

 

最近、仕事が出来なくて毎日悔しい。

入社してから自分で「仕事ができる」とは思ったことはないが、ここまで自分で自分が情けないと思ったり、まわりから冷めた目で見られていると感じたりするのは初めてかもしれない。

私は育児休業から復帰してパワハラ営業所と呼ばれる営業所へ配属された。そこの副所長は若い頃から成績優秀で有名であった。配属当初はそんな有名な方と一緒に仕事ができることが嬉しかった。その人の近くで一緒に仕事をすることで、私もその人のすごさを体感し成長できると感じたからだ。

実際に仕事をして、副所長と自分の果てしない格差をまじまじと感じさせられた。仕事の進め方、他社への配慮、部下や上司とのコミュニケーション、業務知識、経験、交渉力など、どの部分を比べても比較にならないほどの差。一緒に仕事しているだけで勝手に比べてしまい自分に失望する。副所長はパワハラではないので、都度私の至らない点を指導してくれる。最初はそれが嬉しく頑張ってついていこうとしていた。

しかし日々の自分の仕事をこなすのが精一杯ななかで、副所長からのアドバイスを体現できる場面が少なかった。毎日のように副所長から指導が入り、修正したいが出来ない日々が続いている。最近では一挙手一投足を監視されているような感覚になってしまった。本当は顧客や部下に気持ちを向けなくてはならないのに、「これからかける電話の内容も副所長に聞かれてまた怒られるのか」といったような余計な考えがよぎるようになってしまった。

そんな悪い流れを、今でもなかなか断ち切ることができない。部下からみても「頼りない」と思われているのだろう。最近では部下が私ではなく副所長に相談したりすることも増えてきたように感じる。部下としては気を遣ってのことなのかもしれないが、ショックでもある。暗に「お前に相談しても時間の無駄だ」と突きつけられているような気分だ。でも「部下からの相談事を解決しながら自分の仕事をこなしていけるか」と考えると自信がないのも事実である。結局は私自身の我儘なのである…。

 

そんな負の感情に覆われていくと、自責から他責思考へと感情が流されてしまう。

「家族のケアが必要で勤務時間が足りない」「上司の指示の出し方が悪い」「家族が非協力的」などと、考えたところでなんの解決にもならないことが、悪魔の囁きのように頭の中に流れ込んでくる。そうやって無意識のうちに自己合理化を図ろうとしてしまう。

 

入社してから一番悔しい毎日が続いている。

課長職という私に対して「もっと管理職としての仕事をしろよ」と副所長はよく言う。わかっている、自分が管理職としてマネジメント業務にもっと軸足を置かなければいけないことは頭ではわかっている…。自分なりには徐々にではあるが以前よりもマネジメント側の仕事を増やすことができているような気がする。もちろん私の仕事ぶりが副所長の期待値に届いていないことも理解している。

頭では「自分のプレーヤーとしての仕事を振り、身を軽くすることが必要」だと思っている。しかし部下との関係も良好ではない状態で、なかなか部下に仕事を振ることもできない。自分のことをよく思っていないであろう部下たちに必要以上に気を遣っているのかもしれない。部下たちは以前パワハラ所長から多くの仕事を振られて、自分の仕事が進まないことにストレスを抱えていた。退職一歩前まで追い込まれてしまった者もいる。それを私なりに理解しているからこそ、私の仕事を部下に振ることが、部下に今よりも過度な負担を与えてしまうのではないかと勘ぐってしまうし、できることならなるべくそんな思いはさせたくない。

今の状況を打開するには、自分が成長するしか道はない。自分が変わらなければこの先の状況が変わることはない。しかしどうしていいかわからない。仕事も人間関係も絶対的な正解はない。

 

まさにビジネス本の「はじめに」ような状況だな…。

本の世界なら「最初はひどい状況だったけど、こんなことをして今ではしっかりとマネジメント出来ています!」みたいな「おわりに」が待っているのだろう。そんな結末が待っているのならどれだけ救われることか。「簡単に解決できるのであればマネジメント本やマネジメント論みたいなものが世の中にこんなに溢れているわけないだろ」と卑屈になってしまう自分がいる。

 

そんな卑屈な自分に「じゃあお前はマネジメントの何を知ってるのか」と問うてみる。…何も知らない。ほらみろ、なにも答えられないし、状況を改善しようともしてないじゃないか。ただまわりからの評価や目を気にして、言われたことだけやっている。いや「やっているフリ」に近いだろう。だから何も変わらないのだ。それでいて自分自身の外にその原因を押し付けようとするなど、お前はなんて自分勝手なのか。もうとっくに上司からの評価も、部下からの信頼も失墜している。いい加減認めろ、お前はただその現実を受け入れたくない”くだらないプライド”の塊なのだ。「悔しい」「変わりたい」などと使う言葉こそそれなりに努力しているようで、実際はただの悲劇の主人公にでも見立てて自分で自分を慰めているだけの”ピエロ”だ。

そんなくだらないプライドなどかなぐり捨てて、裸一貫で一からやれよ。「スマートに仕事をこなしたい」などと格好をつけている状況ではない。もう沼地に腰までつかっているのだ。恥ずかしさなど気にする余裕はお前にはない。泥にまみれようが今の状況から必死に抜け出し、這ってでも進まなければ、見える景色は何も変わらない。ただただ暗い沼に沈んでいくだけなのだ。

生き残るのは言葉の通り”必死”になるしかない。頭・心・体、すべてを使って必死になるしかない。

この沼から這い出して、暗いトンネルを抜けた先の景色をみたい、いや必ず見てやる。