最近、仕事が立て込んでしまっている。
パワハラ所長の片鱗も少しずつ見えてきた。とにかく仕事を振られる。そしてずっと話しかけてくるせいで案件も進まない。その悪循環。
私と副所長が主にはターゲットになっており、2人とも疲弊している。
まだそれだけならいい。この問題が根深いのは、その影響が家庭にも及んでいることだ。
ここ数日、残業続きで帰宅は19:30頃。順調なときと比べて30分程度帰りが遅い。
「30分程度なら許容範囲」という人もいるかも知れない。私も当初はそう考えていた。しかしその考えがいかに自分勝手であったをすぐに理解した。
妻からすればこの30分は非常に重要な意味を持っていた。夕方の忙しい時間に30分も帰りが遅くなるのだ。それは不機嫌にもなるだろう。
「仕事に代わりはいるが家庭にはいない」とはよく聞く言葉でありその通りだろう。
でも仕事でも必ず代わりがいるわけではなく、自分にしかできないこともあると思う。特に我が社では1社1担当制であることから、自分以外の担当先がどんな先なのかもよく知らない。だからどうしても遅くなってしまうときもある。これは言い訳なのだろうか。
妻に言わせれば「それも含めて、仕事が出来ないお前が悪い」ということらしい。そう、全て私の責任なのだ。全て仕事のできない私が悪いのだ。頑張っているかどうかなど関係ない、仕事で結果を残しているのかなども関係ない。
「”定時”という定められた時間内で仕事を終わらせ、一分でも早く家に帰り、着替えることも食事をすることもなく、家族が寝るまで家事育児に専念すること」こそ妻の求める理想の夫像なのだ。
実際に毎朝4:30には起床し、出社までの2時間を洗濯物(畳んで収納)や前日の食器を片付け、長女の保育園準備と朝食準備、ゴミ捨てや部屋の掃除などを行う。帰宅後は洗濯、洗い物、長女の公文、2人の寝る準備、長男の寝かしつけなどをしている。
それが世間一般的にどうなのかは分からないし関係ない。
ただ妻からすれば不十分であり夫として失格なのだ。これに応えるには、もっと早く家に帰るしかない。それしかないのだ。
「オレだって仕事で忙しいし疲れているんだ!」こんなよく聞く”言ってはいけない言葉”も頭に浮かぶ。しかし反発したところで何も変わらない。
反発し話し合い(喧嘩)をしたところで、妻の考えや意見が変わることはない。それは今までの結婚生活で痛いほど味わった。むしろその後の状況は悪化する。
道は一つ。
自分が成長し、現状”無理難題”となっている環境を打破していくしかない。